極早生(ごくわせ)ミカン
今、熊本は写真のような小さな青いミカンー極早生(ごくわせ)ミカンが出回っています。
このみかんを見ると、小学校で習った木下利玄の
街をゆき子供の傍を通る時 / 蜜柑の香せり冬がまた来る
という短歌を思い出します。
子ども心に「冬がまた来る」という言葉に、なんとなく違和感を覚えていましたが、大人になって東京で暮らしてみて「みかんの香せり 冬がまた来る」なるほどと思ったものでした。冬の炬燵ミカンという言葉も思い出されて。
ところが、九州にもどってみると、やはり「みかんの香せり 冬がまた来る」はちょっと
早い感じがします。
残暑がまだまだ厳しい9月です。その前の秋の気配を飛び越して、「冬」というわけにはいきません。
この早生ミカン、小さなもので、物によっては一口サイズ。それで、下の写真のように冷蔵庫で冷やし食後などに頂きます。
甘くさわやか、しかも安いので、このあと5kg買って、生食用に少し残し後は冷凍ミカンにしました。